証券会社で働いていた20代の頃、
私はずっと「この働き方、本当に続けられるのかな…」と不安を抱えていました。
朝7時出社、深夜までの飲み会、全国転勤の可能性。
数字に追われ、気力だけで乗り切る毎日。
ストレスで浪費ばかりして貯金もできず、
“未来を考える余裕”なんてありませんでした。
そんな時、ふと目に入った1通のスカウト。
なんとなく開いて、なんとなく返信して、
気づけば 未経験でコンサルの選考に進んでいたんです。
しかも私は、コンサルといえば…の“ケース面接”を全然準備しておらず、
当日はほとんど答えられない状態。
それでも面接官が一緒に考えてくれて、1次面接を通過。
別の会社では、
「志望動機ってぶっちゃけ何?」と聞かれ、
思わず「金です!」と素直に答えて場が和むという、
今思えば奇跡のような面接もありました。
PowerPointもExcelもろくに使えなかったのに、
どうして私は内定をもらえたのか?
なぜ“素直な自分”が評価されたのか?
そして、証券よりも自分に合った働き方を見つけられた理由とは——。
この記事では、
証券 → コンサル転職のリアルな選考過程と、未経験でも内定が出た理由、
そして当時の“本音の気持ち”まで正直にまとめています。
転職を考えている人や、
「今の働き方、しんどいかも…」と思ったことがある人に、
少しでもヒントになれば嬉しいです。
1. 証券会社で感じた“無理ゲー感”と違和感
証券会社は刺激も成長もあるけど、
私にとっては 消耗が大きい働き方 でした。
- 体育会系で根性論が強い
- 朝7時出社なのに深夜まで飲み会
- 支店ゴルフは1回行くとレギュラー化
- 全国転勤リスク(地方→地方ループあり)
- 常に数字に追われるプレッシャー
どれも「若いうちは耐えられるけど、長く続けるのは…」と思う要素ばかり。

正直、この働き方を10年続ける未来が見えなかった…
さらに、ストレスで浪費が爆発。
- 毎月化粧品を買いすぎる
- 衝動的に洋服を買う
- 飲み代がかさむ
貯金はできず、疲れを“消費”でごまかしていた日々。
2. 社会人4年目、“たまたま”コンサル転職を考え始めた
転職を意識したのは、本当に偶然でした。
たまたま見つけたスカウトで
「名前は知ってる会社だし、給料も下がらなそう」
くらいの軽い気持ち。
- 東京勤務確定が安心
- 女性も活躍していそう
- 根性論が少なそうなイメージ
「普通の生活ができるかも」
そんな期待が少しだけ湧いたんです。
3. A社の選考:ケース面接ができなかったのに通過した話
A社は本社で1次面接。
面接官は若い女性のコンサル。
自己紹介が終わると、いきなりケース面談へ。
…が、私は ケース面接を一切準備していなかった。
何を答えればいいかわからず固まってしまい、
すると面接官が優しく、
「今どう考えてる?」
「要素を分けるとどうなるかな?」
と対話をリードしてくれました。
それでも私は1次面接に合格。

完璧な答えより、“考えようとする姿勢” を見てくれていたんだと思う。
最終面接の日程調整で辞退した理由
A社からは最終面接の案内が来たものの、
私は 日程調整の段階で辞退 しました。
- 選考の連絡があまり早くはなかった
- フィット感が弱かった
- B社の方が「合いそう」と感じていた
辞退は勇気がいるけれど、
今振り返っても“正しい選択”でした(たぶん)。
4. B社との出会いは「偶然」だったのに運命だった
B社はキャリアトレック(現在は終了)で届いたスカウト。
なんとなく返信して、
なんとなくやり取りして、
そのまま選考に進んだだけ。
本社でWEBテストを受け、
そのあと 面接2回を連続で受ける1day選考。
その日のうちに内定が出ました。
5. 2人目の面接官が“いい意味でテキトー”で心が軽くなった
特に印象に残っているのが2人目の面接官。
堅さがなく、いい意味でラフな雰囲気。
面接官:
「志望動機ってぶっちゃけ何?」
私:
「金です!」
と答えたら、笑いながら
「いいね、素直で」
と言ってくれました。

“この会社なら面白い人と働けるかな”感じた瞬間。
このやり取りで、
素直さ・誠実さ・変に繕わない姿勢 が評価されていたのだと後から実感しました。
6. 入社後に一番苦労したのは、PPTもExcelも使えないこと
証券では資料作成をほぼしなかったため、
入社後はスキルギャップに苦しむ日々。
- PowerPointのスライド構成がわからない
- Excel関数が使えない
- 図解のセンスがゼロ
でも、先輩が丁寧にフィードバックしてくれ、
少しずつ成長できました。

もちろん自己学習も超大事です。
その前提があったうえで、根性論ではなく“育てる文化”に救われた
7. 未経験でもコンサルに転職できた理由(まとめ)
振り返ると、未経験でも内定が出た理由はシンプル。
- 証券で鍛えられたコミュ力・数字感覚
- 若手はポテンシャル採用が多い
- 完璧なケース力は必須じゃない
- 重要なのは“考える姿勢”と“素直さ”
- フィットする会社に偶然出会えた
つまり…
「完璧じゃなくても受かる。
“合う会社”に出会えれば人生は変わる。」
8. 最後に:転職は“受ける側”ではなく“選ぶ側”
証券で働いていた頃は、
毎日がいっぱいいっぱいで、
働き方を選べるなんて思っていませんでした。
でも転職して気づいたのは、
働き方は、自分で選べるということ。
そして、
素直でいい。完璧じゃなくていい。
自分に合う会社に出会えれば、
人生は本当に大きく変わります。
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